ちょこっと介護「薬の飲み忘れ」

コラム

皆さんは「薬が余った」「飲み方がややこしい」「薬の種類が多い」など思ったことはありませんか。

■ 複数の病院にかかっている場合

「かかりつけ薬局」をつくりましょう。薬局を1ヶ所にすれば、どんな薬がどこの病院で処方されているのか分かりますし、飲み合わせや薬の重複も防げます。その際、「お薬手帳」を必ず提出しましょう。

■ 薬が余る・足りない場合

薬を飲む時、包装シートから1個ずつ出しますが、色や形が同じだと、どれを飲んだか分からなくなる場合もあります。薬の種類が多い人は1回分を1袋にまとめる「1包化」がお勧めです。ほとんどの薬局では飲み方も印刷されていますので、薬局でお願いしてみましょう。

■ 飲み忘れがある場合

薬の飲み方はいろいろです。薬によっては時間が決まっているのもあり。うっかりということも起こります。この場合、「お薬カレンダー」をお勧めします。「お薬カレンダー」は様々なタイプがあります。1日3回飲むのであれば1週間タイプがお勧めです。自分の飲み方に合わせてカレンダーを用意しましょう。

家族の人や訪問看護師さんにあらかじめ、薬をセットしてもらえれば、確実に飲むことができます。飲んだかどうかを忘れる場合は空き袋をカレンダーに戻しておくとよいでしょう。
病気の治療に欠かせないお薬、飲み忘れ、飲みすぎがないように心がけてください。


(高齢者ハンドブックより)