ちょこっと介護「転倒予防」

コラム

高齢者の転倒事故は、骨折や寝たきりになるため、注意が必要です。

■ 転倒の原因
 筋力が低下した高齢者は足が上がりにくく、すり足になりがちです。家の中では、上がり框や敷居、居間の絨毯など様々な段差があります。わずかな段差でもつまずくことがあります。また、ワックスのきいたフローリングや浴室も転倒の危険があります。また、筋力低下や平衡感覚が鈍くなり、立っているときのバランスが崩れ、転倒につながることがあります。

■ 屋内での転倒防止のポイント

① 転倒しにくい環境を整える
 屋内では、安全に移動できるよう、廊下や浴室に手すりを設置したり、段差にスロープをつけたり、床に置いてある物を整理し、足が引っかかる場面を少なくします。ベッドはかかとがしっかり床に着く高さに調整します。

② 転倒しにくい靴下や靴を選ぶ
 靴下や靴を選ぶ時はつま先が自然と反りあがる形状のものにするとつまずきにくくなります。また、靴下は滑り止めのついたものを選ぶと良いでしょう。

③下半身の筋力とバランス感覚を鍛える
 転倒予防には環境だけでなく、本人の筋力とバランス感覚を高めることも必要です。

簡単な体操を紹介します。
 ● 太もものトレーニング
 イスに腰掛け、片足ずつつま先を天井にむけて膝を伸ばし、5秒数えます。5~10回行います。        

 ● ふくらはぎのトレーニング
 イスの背もたれや、テーブルに手を沿え、肩幅に足を開き、かかとを上げ下げします。ゆっくりやると効果が上がります。5~10回行います。