ちょこっと介護「車椅子操作のコツ」

コラム
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車椅子を動かす前には、必ず声を掛け周囲の状況に注意し進みます。階段昇段時は、キャスター(前輪)を上げて乗り越えます。キャスターの上げ方はティッピングレバーを踏み込んでハンドグリップを押し下げ、膝と腰を軽く曲げてバランスを保つようにします。キャスターが段を通過したら下ろし後輪を押し上げます。階段降段時は、後輪を下ろし続いて後ろに引きます。この時キャスターを上げた状態で保持し、段を完全に通過したらキャスターを下ろします。坂道を昇る時は前進で、急な下り坂の時は後ろ向きで降ります。介護者用のブレーキが付いている場合は、降りる時にブレーキを操作しながら速度を調整します。
車椅子の種類については病院や自宅で最も多く使用されているスタンダードタイプ。車椅子の各部品が動く、角度が自由に調整できるモジュールタイプ。座面と背もたれが連動して倒れるティルト、背もたれのみ倒れるリクライニング。手元のコントローラーを使用して操作する電動タイプがあります。

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